CT検査

検査

元気な頃のしーたん

前回の診断でほぼ扁平上皮癌とわかったものの、ではどう治療していくかは引き続き詳しい検査をして決めなくてはならない。

まずは腫瘍の進行具合をCTで調べ、手術の可否の判断をする。臓器へ転移していれば手術することは難しく、余命も短くなる。現段階からのベストケースシナリオは手術で取り除けて、QOLをなるべく下げずに生き続けることとなる。

地元の病院にはCTの機械がないので、本日別の病院の予約を取ってもらった。検査中動いてはならないため、動物の場合は全身麻酔をする。全身麻酔は術後覚めなかったり術中死亡するリスクがゼロではないため、まず麻酔に耐えられるかの検査が事前に必要となる。これらのことを前回説明され、その場で検査してもらってOKだったので、本日CTできることになったのだった。いろいろ大変だ。

嫁としーたんと3人で車で行ったのだが、今日は何故か道中に警察が多く、不運にも間違えて車線変更して捕まってしまった。反則金6,000円。何という負のスパイラル。悔しいが怒りのやり場がない。

午前中に預けて一旦帰り、夕方麻酔が覚めた頃に迎えに行く。預ける際には全身麻酔に関する同意書(要は死んでも文句言いません的な、色々恐ろしいことが書いてある。意図や必要性はまったく理解できる)に署名。幸い問題なく目覚めてくれて、帰りの車内ではもう元気に暴れ回っていた。帰れるのが嬉しいのかテンション高め。

検査の結果は、転移は認められなかったものの、左下顎から広がった腫瘍が中央のラインを越えかけており、手術する場合は切除範囲が顎の片側では済まない可能性が高いという、最悪ではないが判断が難しい感じ。とりあえずデータを受け取り、それを地元の動物病院に見せて今後の方針を相談することになる。

データはDVD-Rで渡されたので、持って行く前に自分のPCで見てみた。CTのデータは身体を少しずつ輪切りにしたような画像のセットになっていて、マウスのホイールで進んだり戻ったりできる。レントゲンでは得られない、体内の三次元的な解析が可能。


左下が上下逆だが顔前部の断面。顎の骨が変形し、左右対称でなくなっている。

以下のフリーソフトで閲覧。
Radis情報サイト
http://www44.atwiki.jp/radis/
ここで見つけた。
医療画像、検査分析のフリーソフト集/医用画像ビューア・画像診断・医用検査報告書
http://johnny-g.watson.jp/frsoft/medical/gazyouken2.htm